ラボサラリーマンの勉強部屋

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研究職サラリーマンがワンランク上の生活を目指して勉強するブログ。副業・趣味・家庭のことなど、雑多な内容を記していきます。

投資信託商品にかかる手数料・コストの種類

 こんにちは!ラボサラです。

 

今日は投資信託を始める前に知っておきたい各種手数料・コストについて、その種類を見ていきたいと思います。

投資において手数料の額は利益に大きく影響してきます。優良な投資信託商品を安い手数料で購入できるかどうかが、明暗を分けると言っても過言ではありません。

これから投資信託を買おうと考えている方は是非ご覧ください。 

投資信託とは?

 まず大前提として、「投資信託」がどういうものであるか、簡単に確認しておきましょう。

投資信託とは、「投資家が自身でお金を運用する代わりに、プロに運用を任せることで利益を出してもらい、その投資成果をもらうことで利益を上げる」という投資方法です。

プロを ”信じて” 自分のお金を ”託す” というところから来た名前ですね。

 

投資信託を使った投資の大まかな流れとしては、

投資信託商品を購入する。(=プロに自分のお金を預ける)

  ↓

・購入した投資信託商品の値動きを見守る。

  ↓

・自分が納得できる価格まで値上がりしたら、投資信託商品を売却する。

 (購入時との差額で利益を得る。) 

という具合になります。

 

 ではこの投資信託商品の売買にはどんなコストがかかってくるのでしょうか?

必要になるコストは大きく三つに分けることが出来ます。

①購入時にかかる手数料

保有時にかかる手数料

③売却時にかかる手数料

③’ 売却時にかかる税金

 

これだけ見ると、「買ってから売るまで常にお金がかかるじゃないか!」と思ってしまいますが、それぞれの手数料はうまく選べば大した額にはならないので、それほど心配する必要はありません。

しかし、前提知識がないと高い手数料のせいで最終的に損してしまう恐れがあるので、以下の詳細で各手数料についてしっかりと把握していきましょう。 

 

投資信託のコスト① 購入時にかかる手数料

購入手数料

 名前の通り、投資信託商品を購入する際にかかる費用です。購入金額に対して0~3%くらいの割合で手数料がかかります。

購入手数料がかからない(=0%)ものは「ノーロード投資信託」と呼ばれ、ネット証券に多いようです。

一方、販売員から購入する場合は、購入手数料が高くなりやすいようなのでご注意ください。

 色々な比較をしながら購入検討できることを考えても、ネット証券を利用するのが賢い選択だと言えそうです。

 

投資信託のコスト② 保有時にかかる手数料

信託報酬(運用管理費用)

 これは自分のお金を運用してくれている会社に払う手数料です。

0.1%~3%くらいの値が設定されていることが多いようです。

一般的に、インデックス投資で低く、アクティブ投資で高く設定されています。

インデックス投資とは、何らかの経済指数(=インデックス)と同じ値動きを目指す投資方法です。指数に合わせるだけなので運用の手間がかからず、そのため運用にかかる手数料を低く抑えることができます。

一方、アクティブ投資とは、インデックスよりも高い利益率を目指して、運用会社が独自のノウハウを元に株式を組み合わせて行う投資手法です。

運用会社が独自に組み上げて管理を行う分、手間がかかるため、手数料もインデックス投資と比べると高くなります。

自分が購入しようとしている投資信託が、どちらに属するのかを理解した上で、信託報酬の割合が適切かを見極めましょう。

 

監査報酬

 投資信託経理が公正に行われているかを監査するための費用です。

三者による監査は法律で義務付けられており、これによりファンドの公平性や透明性を確保しています。

監査報酬の額は独立して記載されていない場合もあります。というのも、監査報酬額は少額であることから、他の費用に合算して表示されていることが多いからだそうです。

ちなみに、一般的に監査報酬率は、投資信託の純資産残高が大きくなれば低くなるという傾向があります。

 

売買委託手数料

 投資信託商品に含まれる個別株などを、運用会社が売買する時に発生する費用です。

商品の保有数が多いほど低くなる傾向があり、0.1~1%程度になることが多いです。こちらも、一般的にネット証券の方が低いようです。

個人が株の売買を行う時にも手数料がかかるように、投資信託商品をもつ運用会社がその商品に含まれる株を売買する時にも手数料がかかります。それを、投資信託商品を購入した側が負担している、と考えると分かりやすいと思います。

 

ここで述べた手数料のうち、監査報酬と売買委託手数料については実際に運用した結果、いくら掛かるかが分かるものなので、購入時には明らかにされていません。

最も高いのが信託報酬なので、そこを基準に考えるのが良いでしょう。

 

投資信託のコスト③ 売却時にかかる手数料

信託財産留保額

 投資信託商品を解約(=売却)する時にかかる費用です。

0~0.5%くらいのことが多いようです。

「留保額」という名目になっていることからも分かる通り、これは運用会社が受け取る手数料というわけではなく、解約した投資信託商品に積み立てられます。

資産運用は、元手となるお金が多いほど利益を大きく出すことができます。そのため、同じ商品を購入している投資家にとって、別の誰かが解約することは元手が減ってしまうことを意味し、好ましくない状況と言えます。

信託財産留保額は、ある意味、他の投資家への「迷惑料」ともいえるでしょう。

 

投資信託のコスト③’ 売却時にかかる税金

譲渡益に対する課税

 投資で得た利益を受け取る際には税金がかかります。その税率は所得税と住民税を合わせて約20%になります。

ここでいう20%は、上記③で記載した手数料を差し引いて得られた金額に対して掛けられる値です。

この税額を免除してくれるのがNISAなどの制度です。これらの制度については別記事にまとめていますので、興味がある方は本記事最後に掲載している関連記事からご覧になってください。

 

まとめと具体例

 各項目を文字だけで書き連ねると分かりづらいので、ここまでに述べてきた手数料・コストをまとめた表を記載します。

投資信託にかかる手数料・コストの一覧表

 

理解を深めるために、具体的な状況を想定して各種手数料のフローを見てみましょう。

(例)100万円の投資資金を全て、一つの投資信託商品購入に充てます。そして、一年後にそれを売却するとします。

購入した商品の条件は次のようなものとします。

 

・購入手数料1%

・運用手数料0.3%(信託報酬、監査報酬、売買委託手数料を合算した値とします)

・信託財産留保額0.5%、譲渡益への課税率20%

・年間利率10%

 

上記条件の場合、手数料を含めたお金の増減は以下のフロー図のようになります。(オレンジ色の部分が自分の資産です。)

投資信託の手数料フロー図

100万円の元手から最終的に得られる金額は106.5万円で、得られる利益は6.5万円となりました。

利率10%だけで考えると、100万円あれば10万円の利益が得られる、と単純に考えてしまいますが、実際にはそこまで高いリターンが得られないことがよく分かります。

 

 投資信託購入の際にかかる手数料についてイメージできたでしょうか?

これから購入を検討する方は、各社の手数料を比較した上で投資を始めましょう。

 

最後までお読みいただきどうもありがとうございました。

 

<関連記事>

・譲渡益への課税が免除されるNISA、積み立てNISA、iDeCoの制度概要を説明しています。

labosala-studyroom.hatenablog.com

 

・投資初心者にオススメの投資手法「ドルコスト平均法

 ノーロード投資信託との相性が良いですね。

labosala-studyroom.hatenablog.com

 

 

<参照ページ>

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/learn/about/投資信託の種類)

https://www.nikkei.com/article/DGXNMSFK2902E_Z20C12A2000000/(信託財産留保額の説明)

https://www.toushin.or.jp/investmenttrust/costtax/cost/投資信託のコスト)

https://crea-lp.com/blog/invest/commission_of_investment_trust_and_no_load/投資信託の手数料の種類)

 

https://minkabu.jp/beginner/column/9.html (株、約定ごと、一日定額)

https://www.toushin.or.jp/investmenttrust/costtax/cost/

https://crea-lp.com/blog/invest/commission_of_investment_trust_and_no_load/

https://www.matsui.co.jp/service/fund/study/cost/

https://www.live-sec.co.jp/fund/beginner/fee-and-cost.htm

ドルコスト平均法 ~初心者が投資で儲ける方法~

 こんにちは!ラボサラです。

今日は、初心者が投資で利益を出すのに有効な投資手法について書きたいと思います。
その名も「ドルコスト平均法」。

初心者の人が「株式投資」と聞くと、「市場の動きを読んで株式を売り買いすることで利益を出す」ということをイメージする人が多いのではないでしょうか。
実際、短期トレーダーや個別株(特定の会社の株)を持っている人はそのような方法で利益を出そうとしている人もいます。
しかし、サラリーマンのように仕事をしながら投資を始めるというような人にとっては、このような手法は時間的にも技術的にも難易度が高いですよね。
そこで登場するのが、この「ドルコスト平均法」です。

ドルコスト平均法とは、定期的かつ継続的に一定金額の金融商品を購入していく手法です。
簡単に言ってしまうと、「毎月1万円投資する!」みたいなことです。

金融商品を購入していく」という部分を除けば、毎月貯金していくのとなんら変わりませんよね。
「毎月の定額貯金」と同じようなこの方法が、なぜ投資において有力な手法なのか、そのメリットについて見ていきましょう。
また、メリットだけでなくどんなデメリットがあるかについても併せて知ることでこの手法をうまく使いこなせるようになりましょう。

ドルコスト平均法の長所

①無理のない自己負担額

 ドルコスト平均法では、定期的に一定金額を積み立てます。例えば、毎月給料が入ったらその中から3万円だけを投資にまわす、といった具合です。
「投資」というと、数十万円といった大きな単位でドカッと買いこむというイメージがあるかもしれませんが、毎月少額の積み立てでできるなら投資へのハードルが下がるのではないでしょうか。
実際、個別の会社の株を購入しようと思うと数十万円単位のまとまったお金が必要ですが、投資信託であれば少額からスタートできます。
最近では楽天ポイントなど、現金ではなく取得したポイントを投資に回すことができるサービスも増えており、気軽に投資ができる環境が整ってきています。

②時間分散によるリスク低減

 投資というと元本割れによって自分のお金が減ってしまう、というリスクがつきものであり、それこそが投資初心者が最も恐れる部分かと思います。
しかし、その元本割れのリスクを低減してくれるのがこのドルコスト平均法です。
株価や景気指数というものは、基本的に上下動を繰り返しながら変動していきます。
そのため、もし株価が高い時に単発で購入してしまうと、株価の上下をハラハラしながら見守りつつ、将来的に購入時よりも株価が上がることを願うのみ、という状況になってしまいます。
一方で、定期的に積み立てをしていれば、株価が高い時も低い時も全てを含めて購入していくので、最終的には平均的な株価で購入したことになります。つまり、株価の一時的な変動に惑わされる心配がありません。
世の中の景気というのは、短期的には上下動を繰り返しますが、長期的に見た時には必ずといっていいほど右肩上がりになっています。
そのため、平均的な値で金融商品を購入し続けていけば、最終的には元手としてつぎ込んだ額以上のお金がかえってくる確率が高いという算段になります。
(一方で、個別の株はその会社の業績に依存するので、長期的に見た時に必ずしも株価が上昇するとは限りませんのでご注意ください。)

③一定額の商品購入によるリスク分散

 これは②と重なる部分もありますが、常に一定額を投資することでリスクを下げられる、というものです。一定額を投資することで商品の価格が高い時には購入できる数が減り、商品の価格が低くなると購入できる数が増えることになります。これにより経済的な動向について知ることもなく、堅実に所有数を増やしていくことが出来ます。

どういうことか、具体例を挙げながら見てみましょう。
前提として、投資を行う際は銀行預金のように「現金を積み立てる」のではなく、あくまで「金融商品を購入する」ということに留意してください。

例)ある投資信託商品が1月に1口100円で販売されていました。その商品が2月には1口80円に、3月には1口120円になったとします。
Aさんはこの商品を1月に20万円分購入しました。(所有口数=20万÷100=2000口)
Bさんはこの商品を1月に10万円分(=1000口)、2月に8万円分(=1000口)購入しました。(所有口数=10万÷100+8万÷80=2000口)
Cさんはこの商品を1月に10万円分、2月に10万円分購入しました。(所有口数=10万÷100+10万÷80=2250口)

3月になって、三人とも持っている商品を全て売却したとすると、
Aさんは4万円の利益(2000口×120円=24万円、24万円ー20万円=4万円)
Bさんは6万円の利益(2000口×120円=24万円、24万円ー18万円=6万円)
Cさんは7万円の利益(2250口×120円=27万円、27万円ー20万円=7万円)をそれぞれ手に入れることができます。

AさんとBさんを比べると、同じ数の金融商品を購入したにも関わらず、二人の間には3万円もの利益差が生じました。これが②で述べた時間分散の効果です。
また、BさんとCさんを比べると、同じ数の商品を買い続けたBさんと比べ、同じ金額で買い続けたCさんの方が1万円多く利益を得ることができています。これが③で述べた一定額の商品購入による効果です。
(厳密には公平な条件での比較ではありませんが、一定額投資の効果をイメージしやすいように簡略化した話なのでご容赦ください。)

上記は極端な例ですが、時間分散、一定額積み立ての効果をなんとなく掴めるのではないでしょうか。
「この例なら2月にまとめて購入すれば一番お得じゃないか!」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、価格の上下は後から結果として分かることであって、購入時点では将来の値動きがどうなるかは分かりません。
それこそ投資のプロでもない限りは、現実的には低い価格の時を狙って買うということは難しいのです。

このように、どのような値動きの時も一定金額を買い足していくことで、所有する商品の数を増やしていくことで最終的に大きな損をすることなく所有数を増やしていける、というのがドルコスト平均法のメリットです。
最初に投資先を間違えなければ、それ以降難しいことは考えずにただただ機械的に積み立てていけば自動的に資産が増やせる、というのが投資初心者にとって大きな魅力です。

ドルコスト平均法さえ知っていれば安全に投資できる」というのは大部分が本当ですが、決してこの手法も万能ではありません。
投資を始める前に、この手法の短所についても同時に理解しておきましょう。
以下にドルコスト平均法の短所についても述べていきたいと思います。

ドルコスト平均法の短所

①毎回の購入手数料がかかる

 一つ目の短所は手数料に関するものです。金融商品を購入する際には、その商品の価格に購入手数料が上乗せされます。
商品購入の都度、お金がかかるということは、一度にまとめて購入する時と比べ、購入回数の分だけ余計なお金がかかることになります。
最近では購入手数料が無料の商品も増えてきているようなので、優良な商品を選ぶことができればこの問題は気にする必要がなくなります。
銘柄選択の際はこの購入手数料についても注意した上で購入を検討しましょう。

②短期的な利益は期待できない

 ドルコスト平均法は、「時間を費やす」ことでリスクを低減することが大きな特徴です。
しかし、それは裏を返せば短期的には利益を上げづらいということになります。直近でまとまったお金を稼ぎたい!という人にとっては不向きな方法といえます。

③常に一定額の資金が必要

 自営業などで月々の収益に大きな振れ幅がある人にとっては、毎月同じ額を積み立てる、というのは難しい人もいるかもしれません。
そういう人にとっては、余分に出た利益は別の月の投資のためにとっておく、といったお金の管理が必要になります。
一方で月々の給与が安定しているサラリーマンにとってはとても相性の良い手法とも言えます。
この短所はお金の管理次第で対応できるものと言えるでしょう。

④経済全体の大規模な低迷

 ドルコスト平均法は、「短期では景気変動の上下は起こるものの、長期的に見れば経済が右肩上がりに成長する」という前提で有効な手法です。
そのため、もしも世界的に長期の不景気が続くような事態が起こった場合には損失が出うると言えます。
日本ではいまだにバブル崩壊前の水準まで経済が回復していません。長期といっても個人の投資スパンは長くて50年程度だと思うので、そのうち後半20年に渡る大規模不景気が起こってしまった場合は元本割れのリスクも残ります。
しかし一方で、アメリカ経済においてはリーマンショックのような大きな景気後退の後でも数年単位で回復しており、右肩上がりの経済成長を実現しています。
長期投資の前には、その前提となる経済成長がどれほど現実として確からしいのか、データを集めておくべきですね。
とはいえ、現実的には「長期の経済後退が世界的に起こるかもしれないから投資はしない」というのは、「地球に隕石が衝突するかもしれないから投資はしない」というレベルの話かなと思うので、あまり気にしすぎる必要はないと思います。(もちろん投資先の選定においてはしっかり考慮すべきだと思いますが。)

以上がドルコスト平均法の短所ですが、いずれもこの手法の特性を理解していれば大きなトラブルに繋がるようなものではないことがお分かりいただけるかと思います。

まとめ

 上記で述べてきた長所と短所を踏まえた上で、ドルコスト平均法を利用して投資を行う際の注意点を述べてこの記事のまとめとしたいと思います。

ドルコスト平均法を活用する際の注意点>
①手数料の低いものを選ぼう
 投資全般において言えることですが、手数料は極力低いものを選択しましょう。ドルコスト平均法においては、特に「購入手数料」がかからないものを選ばないと利益が大きく減ってしまいます。

②市況に左右されない強い意志を持とう
 経済情勢や景気がどのように変動しようとも、常に一定額を積み立てていく必要があります。これは一見簡単なようで難しいことです。特に自分の保有する金融商品の価値が大きく下がった時は「これ以上価値が下がる前に売ってしまおう」という気持ちが強くなります。ドルコスト平均法で運用している限りはこの考えは一切捨てて、鉄の意志で投資を続けましょう。目標額達成のその時まで積み立てを継続できる人だけが勝者になれます。

③積み立て額は生活に支障をきたさない範囲で
 当たり前のことですが、投資にお金を回し過ぎて足元の生活がおぼつかなくなってしまっては本末転倒です。投資に使ったお金が全てなくなったとしても当面は生活できるように、資金を割り振るように心がけましょう。そうすれば景気の変動などに一喜一憂することもなくなり、精神的に安定します。ひいてはそれが投資の継続につながるでしょう。

以上、今回は初心者が投資で利益を出すための必勝法、ドルコスト平均法についての話でした。
最後までお読みいただきどうもありがとうございました。

<関連記事>
ドルコスト平均法で積み立て投資をした時のシミュレーションをしてみました。ドルコスト平均法の優秀さを感じることができると思います。
labosala-studyroom.hatenablog.com

iDeCoドルコスト平均法に則った投資制度ですね。iDeCoについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。
labosala-studyroom.hatenablog.com

REITってなんだ!? ~不動産投資の別の形?~

こんにちは!ラボサラです。

 

 投資のことについて勉強していると「REIT(リート)」という言葉をよく聞くようになったので、今日はREITについて勉強したことを書いていきます。 

REITとは?

 REITとは"Real Estate Investment Trust"の略で「不動産投資信託証券」のことです。

言葉通りですが、簡単に言うと不動産のみを対象とした投資信託です。

投資家である我々が直接不動産を買うのではなく、不動産の運用をしている会社が投資家からお金を集め、それを元手に不動産の運用を行います。

お金を出している投資家は、不動産の運用利益を還元してもらうことで利益とする、というわけですね。

運用の対象が株か不動産か、という違いだけで、基本的には投資信託ですね。

元々アメリカで出来た仕組みのようで、日本のREITは「J-REIT」と呼ばれます。

ちなみに、全世界の株式市場の規模が50兆ドルであるのに対して不動産市場は1.5兆ドルだそうです。(=不動産市場は株式市場の3%ということ。)

 

J-REITの特徴

 日本版のRIETであるJ-REITは、投資家への利益の還元率が高いことが特徴で、利益の90%以上が投資家に分配されます。

これは90%以上を投資家への分配金に回すことで、法人税が免除されるという税法上の決まりを利用しているためです。

 また、J-REITは運用資金を投資家からだけでなく、金融機関からの借り入れで調達しています。現在は非常に低金利で借り入れができるご時世なので、REITのファンドとしては追い風となっているようです。

 上記のような要因により、今の所J-REITは高い利回りを実現しているようです。

 

REITのメリット

 REITのメリットを以下に説明していきます。

メリット①:少額から投資できる。

 「不動産投資」というと、まとまった頭金が必要で初心者には手が出しづらい投資先ですが、REITを利用することで少額からの投資でも疑似的に不動産投資を体験することが出来ます。

気軽に不動産投資を始められる、というのはメリットかなと思います。

 

メリット②:不動産知識がなくても出来る。

 実際の運用は専門家である運用会社が行なってくれるので、不動産に関する知識がなくても始めやすいです。もちろんどのようなファンドに投資すべきか、というのを見極めるには不動産の知識があった方が良いので、REITへの投資をきっかけに不動産投資のことを勉強してみるのも良いかもしれません。

 

メリット③:換金性が高い。(いつでも売買できる)

 通常の不動産の場合、いつでもすぐに買い手や借り手が見つかるとは限りません。

REITの場合はあくまで投資信託なので、通常の株式などのように自由に売り買いできます。

 

メリット④:株式や債券と異なる値動きを示す。

 自分の資産のポートフォリオ(資産の分配)を考えた時に、株式などと異なる値動きを示すREITを所有しておくことはリスクの分散に繋がります。

 

ラボサラの考え

 

 現在2020年初頭においてはJ-REITの調子が良く高い利回りを実現していることから、魅力のある商品かなと思います。

が、一方で2020年は東京オリンピックという一大イベントが控えています。オリンピック後に一気に値動きが落ち込んでしまうのでは、と素人ながらに心配ではあるので、現状は買わずに様子見をしておこうと思います。

 メリット④として書いた通り、株の投資信託とは異なる値動きを示すため、将来的に資産にある程度余裕が出来た時に、リスク分散の観点からREITを自分のポートフォリオに組み込むことは選択肢としてアリかなと考えています。 

 

 J-REITへの投資を考える時に考慮しないといけないこととして、投資先のファンドが所有している不動産の価値があります。

日本においては、不動産は年数が経つほどに資産価値が下がっていくケースが大半なので、ファンドが所有する不動産が長期間にわたって高い価値を保っていられる物件であるかどうか、を見極める力を身につける必要があります。

(また、REITの種類にも住宅、オフィス、ヘルスケア、ホテルなど色々とあるので、どれが適切かも併せて考えないといけません。)

 

 一方で、アメリカや諸外国では家は年数を経るほどに資産価値が高まるという話を聞いたことがあります。

ということは、海外(特にアメリカ)の住宅REITに投資すれば、比較的安全に利益を狙えるのではないか?とふと思ったのですが、その場合は為替リスクが絡んでくるので、そう簡単にはうまくいかなさそうですね。。

 

 冒頭でも述べましたが、REITは「不動産投資」というよりは「投資信託」なので、不動産投資の代わりとしての働きを期待するのではなく、不動産投資へのきっかけとして考えるくらいが良いのかな、と思います。

 

今日はREITの基礎知識について書かせていただきました。

最後までお読みくださりどうもありがとうございました。

 

<関連記事>

投資信託についてまだよく知らない方はこちらの記事も読んでください。

labosala-studyroom.hatenablog.com

 

<参考>

https://www.youtube.com/watch?v=dIT1Zd4mAGY

筋トレを始める人がまず最初に知っておくべきこと【3原理5原則】

こんにちは!ラボサラです。

 

 今日は筋トレを始める人に是非知っておいてほしい、「3原理5原則」についてお話しします。

「体を動かすことにそんな小難しい知識が必要なのか?」と思うかもしれませんが、これを知って始めるのと、知らずに始めるのとではその後の成長に大きな差が出てくるので必ず覚えておきましょう!

既に「3原理5原則」を知っている人でも、思ったように記録が伸びない・体が大きくならない、といった状況に陥った時は、この原理原則を見つめ直すことで停滞を抜け出すきっかけを得られるかもしれません。 

3原理5原則とは?

 筋トレの3原理5原則とは、

レーニングが体にどのように影響を与えるかを示した3つの原理

・過負荷の原理

・特異性の原理

・可逆性の原理

レーニングで効果を得るために必要な法則(ルール)である5原則

・反復性の原則(継続性の原則)

・漸進性の原則

・全面性の原則

・個別性の原則

・意識性の原則

これらをまとめたものです。

 

筋トレを行うことで体がどのような反応を示すか(3原理)を理解した上で、それに基づいたルール(5原則)を守ってトレーニングをしましょう、ということです。

 文字だけでは分かりづらいものもあると思うので、下記にそれぞれについて説明していきます。

まずは3原理の説明です。 

 

過負荷の原理

 トレーニングで効果(筋肥大、記録向上など)を出すためには、いつもより強い負荷をかけなければならない、という原理。

同じ種目で同じ重量のダンベルを使ったトレーニングをしていては、何年続けても成長しないということです。

今の状態から更に成長するには、常に記録を更新し続けることを意識してトレーニングを行いましょう。

 

特異性の原理

 トレーニングの効果は鍛えた箇所にだけ表れる、という原理。

例えば、スクワットをしていても腕の筋肉は発達しませんよね。或いは、短距離走が速くなりたい人がマラソンばかりしていても短距離走の記録が伸びないというのもこの原理を守らないトレーニングをしていることに当てはまります。

レーニング種目を選ぶ際は、鍛えたい箇所を決めた上で適切な種目を選びましょう。

 

可逆性の原理

 どれだけハードなトレーニングをしていた人でも、トレーニングを辞めてしまうと筋肉が落ちて体型がトレーニングをする前の状態に戻ってしまう、という原理。

体は、大きな負荷がかかる環境が無くなればそれに適応した燃費の良い(筋肉の少ない)形になろうとします。せっかく鍛えた体を維持したいのであれば筋トレを辞めずに続けないといけません。

(逆に、筋肉は継続的に負荷をかけてやることで、そのストレスに適応しようと必ず発達していきます。)

 

これらの体の仕組みを理解した上で、以下の5原則について見ていきましょう。 

 

反復性の原則(継続性の原則)

 どれだけ効率的なトレーニング方法であっても、ある程度反復・継続しないと効果が出ない、という原則。

「筋肉は一日にして成らず」

今はマッチョでカッコいい体型の人でも、長い期間を掛けて理想的な筋肉を手に入れるのです。理想とする体型に到達するには、何度も何度もトレーニングを反復して筋肉を育て上げていかないといけません。

 

漸進性の原則

  トレーニングの強度が一定のままでは効果が得られにくくなるため、少しずつ強度を上げて行かないといけない、という原則。

少しずつというのが重要で、一気に強度を上げるとフォームが崩れて対象の筋肉に適切な負荷を掛けられなかったり、ケガに繋がる恐れもあるからです。

過負荷の原理と併せて、「漸進性過負荷の原則」と呼ばれることもあります。

 

全面性の原則

  ある特定の部位を鍛えたい場合に、その部位だけを鍛えるよりも、それ以外の部位も万遍なく全身を鍛えた方が、結果として鍛えたい特定部位も効果的に成長する、という原則。

これは、全身の筋肉がそれぞれ独立して動いているのではなく、連動して動くことで一つの動作を実現しているためでしょう。

例えば、ボールを投げるという動作を考えてみましょう。

球速を上げるには当然腕の振りが重要ですが、実際には腰の捻りや下半身の踏ん張りなど、別の部位の働きも大きく関わっています。そのため、腕だけを鍛えるのではなく腹筋、背筋、脚などをしっかり鍛えることが結果として球速を効果的に上げることに繋がります。

 

個別性の原則

 最適なトレーニング方法は年齢・性別・体型・目的によって異なる、という原則。

同じ腕のトレーニングでも、大きく逞しい二の腕を作りたい人と、余計なぜい肉のついていないスラっと綺麗な二の腕を作りたい人では、最適なトレーニング内容は変わってきます。

また、プロスポーツ選手がやっているからといっても、それを一般人がやると強度が強すぎてケガに繋がる、ということも起こり得ます。

人と比べるのではなく、自分に合ったトレーニングを探すことが大切です。

 

意識性の原則

 トレーニングの時に、目的を理解した上で、どこの部位を鍛えているのかを意識しながら行うことでトレーニングの効果が高まる、という原則。

筋トレにおいては、動作の意味を理解して筋肉の動きを意識することで、細かな力の入れ方やちょっとした動作の違いが生まれ、それにより筋肉へより効果的に負荷をかけることができ、結果として何となくやっている場合よりも得られる効果が大きくなります。

 

初心者に一番大切にしてもらいたいのは「続けること」

 さて、ここまで各原理原則について長々と説明してきました。思い立って「筋トレでもするか!」と意気込んでいたのに、「そんなに色々と考えながらやらないといけないのか…」と意気消沈しかけている方もいるかもしれません。

 

そんな初心者の方には、まずはたった一つのことだけ意識しておいてもらいたいと思います。

 

それは「反復性の原則(継続性の原則)」です。

 

これから筋トレを始める人、始めて間もない人にとって最も大変なことは「続けること」だと思います。

 私自身、何度も思い立っては上手くいかずに断念しました。。

知識として身につけてからは、しっかりと筋トレを継続できるようになりました。

 

筋トレを継続するためには?

 継続するために意識してほしいことは、

・筋トレをする環境をなるべく自分の近くに作る。

・一週間の中でなるべく決まった曜日、時間帯を筋トレに充てる。

・自分が楽しいと思えるメニューを探す。(自分の目的に合ったメニューである必要はありますが)

ということです。

 

 綺麗で施設の整っているジムだとしても、家から遠ければ継続して通うのは難しく、長続きしません。

「やるぞ!」という気持ちになってから移動に時間が掛かってしまうと、せっかくのやる気もジムに着く頃には「もう帰ろっかな」なんて気持ちにすり替わっていることも。(過去の私です)

「筋トレをしに行くこと」に余計なエネルギーを割いてしまうと、肝心のトレーニングで集中力を保てずパフォーマンスが落ちることにもなるので、なるべく自分のすぐ近くで筋トレできる環境を作りましょう。

個人的には、自宅にちょっとした筋トレ道具を置いておくのが一番オススメです。

 

 また、一週間の中で筋トレをする曜日、時間帯を決めてしまうことで、「いつやるか」を考えることに無駄なエネルギーを割くことがなくなります。

「今日やるかどうしようか」みたいなことを考えだすと、その時点で体は動かなくなっていきます。

タイミングを決めて強制的にトレーニングを行うようにしましょう。

どうしても決まった曜日や時間帯を確保するのが難しい場合は、「週に二回」など回数のみを決めておくのも良いでしょう。

大事なのは、トレーニングが習慣化するように強制的なルールを自分の中に設けることです。

 

 習慣化させるためには楽しむことも大切です。

初心者の場合は、どのような種目でもすぐに筋肉が発達していきます。そのため最初のうちに細かい種目の違いにこだわる必要はありません。やってみて何となくいいな、と思う程度でもいいので、自分が続けられそうな種目を選びましょう。

 

レーニングが習慣化してきたら

 「反復性の原則」を守ることができるようになってきたら、次は「漸進性過負荷の原則」を意識してみましょう。

原理原則の説明でも記載しましたが、続けているだけではなかなか筋肉は発達していきません。せっかくトレーニングを続けるようになったのに、体が思うように変わらないとなるとモチベーションが下がってしまいます。

ですので、常に自分の記録(重量や回数など)を更新するつもりでトレーニングに励みましょう。

特に初心者のうちはどんどん扱える重量が伸びていくので、無理のない範囲でどんどん重量を上げていきましょう。(もちろん「少しずつ」というのもお忘れなく。)

”負荷を上げていく”ことを意識すれば筋肉が発達し体型が変わっていくので、その頃にはきっと筋トレが楽しくて仕方なくなっているはずです。

 負荷を上げていくこと自体も、記録として目に見えるので筋トレを楽しめるポイントの一つですね。

 

まとめ

 長くなってしまいましたが、筋トレをする人が必ず知っておくべき「3原理5原則」について解説しました。

筋トレ初心者は、全てを一度に意識してトレーニングすることは難しいので、まずは継続することだけを意識しましょう。

その上で少しずつ負荷を上げて成長できるよう頑張ってトレーニングしましょう。

筋トレはすぐに結果が出るものではないですが、逆に正しい方法で長く続けていけば必ず結果が出るものでもあります。

長く続けて理想の自分に近付けるよう、共に頑張りましょう!!

 

最後までお読みくださりどうもありがとうございました。

 

<関連記事>

・筋トレで結果を出すには栄養管理もトレーニングと同じくらい重要です。栄養管理の基本についてはこちらの記事をご覧ください。

labosala-studyroom.hatenablog.com

 

・知っているようで知らない筋トレのメリットについて解説しています。

labosala-studyroom.hatenablog.com

  

<参照>

Sho Fitnessの動画”トレーニングで"伸びる人"と"伸びない人"は、コレを知っているかどうかで決まります。【筋トレ】”

https://www.youtube.com/watch?v=ByqK5ov8qao&list=PL6eBwLhZ7HVmSEa7lg2VCx8qO1C7_KCuH&index=4

筋トレ現状報告 2020年1月

 こんにちは!

1年前くらいから筋トレを始めて、すっかりハマっているラボサラです。

今日は、現在の私の筋トレメニューとその記録を、自分の記録用も兼ねて報告させてもらいます。 

 現在、自分の住んでいるカリフォルニアのアパートに併設されている小さいジムで、日々トレーニングに励んでいます。(と言っても頻度は週に2~3回です。)

アメリカのアパートにはジムが標準設備として付いていることが多く、トレーニーにとても優しい環境です。

ただ、あくまでアパートの付帯設備なのであまり器具等が揃っていないため、出来る種目に限りがあるのが辛い所。

わがままを言っても仕方がないので、今ある設備で出来る種目に取り組んでいます。

 

ちなみに設備としては、ランニングマシーン、サイクリングマシーン、ケーブルマシーン、ダンベルがあります。(ベンチやバーベルがないのが個人的に惜しいところなのです。。) 

 

 今日は現在行なっているメニューと扱っている重量を紹介します。

自分の記録用として残すつもりなので、月1くらいで更新していきたいと思います。

 

レーニングメニュー

懸垂

 現在行なっている懸垂は順手(顔と同じ向きに棒を握る)で行うプルアップです。

棒を握る手の位置は、肩幅より手のひら一つ分くらい広い幅です。

主に広背筋(背中の広がりを見せる筋肉)、上腕二頭筋(力こぶの部分)を狙った種目。

 

スタンディングサイドレイズ

 直立した状態で両手にダンベルを持ち、肘をあまり曲げずに、弧を描きながら脇が90度開くまでダンベルを持ち上げます。ダンベルを上げる時は反動を使わないようにし、下ろすときもゆっくりと下ろすよう意識します。

三角筋(肩の筋肉)を狙った種目。

 

トライセップエクステンション

 直立した状態で、腕をまっすぐ上に伸ばすことでダンベルを頭の上に持ち上げます。そこから肘を曲げて頭の後ろにダンベルを下ろします。ダンベルの上げ下げの間に脇が開かないように意識します。

上腕三頭筋(力こぶと反対に位置する腕の筋肉)を狙った種目。

 

ケーブルフライ

 ケーブルマシンのハンドル位置を一番高いポジションにセットして左右両方を掴んで1,2歩前に出ます。(=体が後ろに引っ張られている状態。)

そこから腕が自分の前に来るようにケーブルを引っ張ります。胸の筋肉の収縮を感じる位置で止めてケーブルを戻します。

大胸筋(胸の筋肉)を狙った種目。

 

スクワット

 スクワットは妻をおんぶすることで加重しています。笑

足を肩幅から少しだけ広げて立ち、つま先をやや外側に向けて立ちます。最もジャンプしやすいポジションと覚えておくと分かりやすいです。しゃがむ時はしっかりと腹圧を掛けて背中が曲がらないようにして、ももが水平になるまで腰を落としていきます。特に意識はしないですが、結果として一番低いポジションではある程度お尻を突き出すような姿勢になります。また、よく膝が前に出ないようにということが言われますが、私はあまり意識していません。

大腿四頭筋(もも)、大殿筋(お尻)、ハムストリング(ももの後ろ側)、腹筋などを狙った種目。

 

現在の記録

・懸垂(セット間インターバル4分)

 加重20lbs(9kg) ×8回

 加重10lbs(4.5kg) ×8回

 加重なし ×10回

 

・スタンディングサイドレイズ(セット間インターバル2~3分)

 20lbs(9kg) ×15回、12回、10回

 

・トライセップエクステンション(セット間インターバル2~3分)

 片手20lbs(9kg) ×12回、10回、10回

 

・ケーブルフライ(セット間インターバル2~3分)

 片手70lbs(32kg) ×12回、10回、8回

 

・スクワット(セット間インターバル4分)

 加重~56kg ×10回 ×3セット

 

 

 一年ほど前に筋トレを開始した時から比べるとかなり成長しました!(開始当時の記録は取ってなかったのでうろ覚えですが。。)

現在、

腕周り:33cm(トレーニングしていない時に力を入れた状態)

胸囲:92cm(トレーニングしていない時に力を抜いた状態)

です。

腕周りはトレーニング後に測ると35cmはあったので、非トレーニング時ってこんなにしぼむのか…とちょっぴりショックでした。笑

これからも筋トレを継続して記録を伸ばしていきつつ、体型の変化を楽しんでいきたいと思います! 

 

 最後までお読みいただきどうもありがとうございました。

 

(懸垂プログラムの参考ページ)

https://athletebody.jp/2015/04/06/chin-up-pull-up-progress-guide/

 

ふるさと納税

 こんにちは!ラボサラです。

今日はふるさと納税についてです! 

 

 社会人になってからこれまで、海外留学を想定していたこともあり、ふるさと納税を実施することを考えていませんでした。やるつもりがなかったのであまり制度のことも調べていなかったのです。

しかし、資産形成のことについて勉強していく中で「なぜこれまでこんなお得な制度を利用しなかったんだ!」という思いになりました。。

(今振り返ると世間知らずにもほどがありますよね。。苦笑)

 

 ふるさと納税のことを一文で説明するなら、

 

全国好きな自治体に寄付金を納付すると自己負担2000円で様々な返礼品がもらえる制度

 

です!

 寄付金額の上限はその世帯の家族構成と収入額によって決まるため、お金持ちの人ほど沢山寄付することができ、沢山返礼品をもらうことができます。

そのため、ふるさと納税は「お金持ちへの優遇政策だ!」などと言われることもあるそうですね。

免除を受けるのが住民税の部分なので、住民税を多く払っている(=給料が高い)人がよりたくさんふるさと納税できるというのも当然といえば当然ですよね。

 

 手続きは確定申告ワンストップ特例制度のどちらかになります。

自営業の人であれば確定申告でひとまとめにして申請することになりますが、私のようなサラリーマンには、ふるさと納税のためだけに確定申告をさせるのは荷が重い!ということでワンストップ特例制度があります。

 

<ワンストップ特例制度が適用できる条件>

・確定申告をする必要のない給与所得者等であること。

・1年間の寄付先が5自治体以内であること。

・申し込みの度に自治体へ申請書を郵送していること。

 

<郵送が必要な書類>

・寄附金税額控除に係る申告特例申請書(ネットからダウンロード)

マイナンバーカードの表裏両方のコピー、または

 マイナンバー通知カードのコピー+本人確認書類のコピー(免許証やパスポート等)

 

<ワンストップ特例制度の申請期限>

ふるさと納税を行なった翌年の1/10までに申請書が必着

 

 期限についてはきちんと覚えておかないと、本当にただの寄付金になってしまうので要注意ですね。

寄付したらその都度申請するのが良さそうです。

 

 

 今は寄付の候補先を考えている段階ですが、新鮮な有機野菜がもらえる所がいいねと妻と話しています。

2000円では普通買えない位の量の有機野菜が手に入るのであれば通常の買い物をするよりお得になるわけですし、何より、有機栽培で頑張っている農家さんの応援にも繋がると考えるとワクワクします。

 

ふるさと納税を寄付した先に旅行に行ったりすれば(旅券とかがもらえる自治体とかもありますが、)よりその地域のことを知ることも出来ます。

あわよくば脱サラした後の居住先なんかも探せたりして、と夢が膨らむラボサラです。笑

普段知る機会のない地域のことに興味を持つきっかけにもなるふるさと納税、まだやっていない方は是非始めましょう!

 

お読みいただきどうもありがとうございました。

 

(参考)https://www.furusato-tax.jp/about/onestop?about

資産形成最初の一歩 ~国の制度概要と私個人の計画~

 こんにちは!ラボサラです。

今日は資産形成に関する国の制度と私の計画について簡単に書いてみたいと思います。

 私自身、「投資って大きく損することもありそうで怖いな~、貯金をコツコツ続けるのがやっぱり一番無難だよな~」という考えで生きてきました。

しかし、自分で色々と調べるようになってから、手法を間違えなければ投資が高い確率で資産を増やすことができる有益な手段であると思えるようになってきました!

今回は投資に関する国の制度の概要と、私自身の考え・方針について書いていこうと思います。 

資産形成に関する国の制度

 昨年、老後資金2000万円不足という話が出てきて話題になりましたね。

その話についてネット上の話を見ていると、どうやら国も国民に対して資産形成に関する意識を高めてもらいたい、という意図があるらしいという意見を見かけました。

調べていくうちに、国も徐々に制度を整えて、初心者が投資に手を出しやすいようにしてくれていることも分かってきました。(実際制度としてはもう少し前からあるようですが。)

わざわざ国がレールを敷いてくれているなら利用しない手はない!

ということでまずは投資の入り口として利用すべく、現在の国の制度について調べました。

 話題になっているので知っている人が多いと思いますが、資産形成に関する国の

制度として今日取り上げるのは以下の三つです。

 

・NISA

・つみたてNISA

iDeCo(個人型確定拠出年金

 

いずれも株式や投資信託への投資に関わる制度です。

ざっくり概要を以下に書いていきたいと思います。 

 

NISA

 NISAはイギリスのISAという制度の日本版ということでこの名称になったそうですね。

通常、投資で得た利益に対しては税金がかかります。

しかしNISAの枠内(年間120万円)では、生じた利益には税金がかからない、というのがこの制度の内容です。

また、期間は5年になっているため、最大で600万円の枠が利用できることになります。

 

2024年から制度改正になるようで、年間120万円の枠のうち、20万円は後述するつみたてNISAの枠に、102万円が従来のNISAの枠に変更されたそうです。(合計122万円の枠になる。)

 

つみたてNISA

 NISAと比べて長期での投資を意識した制度。

年間40万円を限度に、最大20年間まで利用できる。(=最大で800万円の枠)

また、つみたてNISAにおいては、投資先を金融庁が選定してくれており、ある程度信頼性の高い(=長期的に利益を出すことが期待される)ものしか対象とならないとのことです。

年間で40万円ということは月々で計算すると、3.3万円となります。

投資のことを良く知らない人でもこのくらいなら貯金代わりに始めやすいですし、何より国のお墨付きの投資先なら初心者でも安心感があっていいですね!

ちなみに、NISAとつみたてNISAはどちらか一方しか選択できません。

 

iDeCo(個人型確定拠出年金

 上記二つのNISAはあくまで通常の投資について特別枠を設けるという制度だったのに対して、こちらは国に支払っている国民年金の感覚で、個人的に自分への年金を月々積み立てていきそれを投資運用するという制度です。

自分用に(=個人型)毎月一定額を積み立てる(=拠出型)年金、ということですね。

この制度でも運用利益に対しては非課税で税金がかからないというメリットがあります。

しかし、注意点として、「年金受け取り」という行為には年金がかかり、それはiDeCoでも一緒です。

 

(もらえる年金額)=(積み立てた額)+(投資運用で得た利益)ー(年金受け取りにかかる税金)

 

ということになります。

あくまで投資なので(投資運用で得た利益)がマイナスになる可能性があることも気を付けておくと良いと思います。(これはNISAやつみたてNISAも同じですが。)

 

また、iDeCoの掛け金の枠は、NISAと異なり各人の職業によって変わるので少しややこしいです。

iDeCoの掛け金下限額)

一律5000円

iDeCoの掛け金上限額)

- 自営業者:68,000円/月

- 専業主婦(夫):23,000円/月

- 公務員:12,000円/月

- 会社員(企業年金制度なし):23,000円/月

- 会社員(企業年金制度あり):12,000~20,000円/月

 

また、あくまで「年金」なので、積み立てたお金は例外的な状況を除いて60歳になるまで受け取ることができません。

 受け取りに税金がかかるんじゃ得するか分からないじゃないか!という気持ちにもなりますが、YouTubeなどでシミュレーションしてくれている方もいます。

私が観たものによると損することは稀なようです。 

 

三つの制度の比較

 初めて知った人にとっては少し分かりづらいかもしれないので以下に一覧表を記載します。

NISA,積み立てNISA,iDeCo(イデコ)の比較表
(*)iDeCoの加入期間について: https://rokin-ideco.com/about/02.html

 

ラボサラの計画

 ではこれらの制度をラボサラがどのように利用していくのか、今後の計画についてお話ししたいと思います。

 まず、前提として現在海外に住んでおり、口座間のお金の移動等がややこしそうなので開始するのは帰国後(2020年夏頃)の予定です。

2020年はアメリカ株の暴落が来る!なんて話も耳にするので、私が投資開始するまでに現在絶好調のアメリカ株に暴落が起きてくれていたら嬉しいのですが。

 (2020/3/28追記:今まさに、暴落というレベルではないにせよ、コロナの影響で株価が下がってきていますね。世の中の状況を見ると喜べることではありませんが、これから投資を始める人にとっては良いタイミングになってきていますね。)

 

つみたてNISAで運用します!

 次にどの制度を利用するかですが、私はつみたてNISAを利用する予定です。

理由は至って単純で、最も利益が出せそうだからです。

 NISAは法改正によりつみたてNISAの要素を入れつつしかも5年しか利用できないため、短期向けでありながらその特性が薄れてしまっています。

そもそも初心者が高確率で利益を出すためには長期運用が基本なので5年は短すぎます。

 iDeCoについては、60歳以降しか受け取りが出来ないことが不便に感じることが一番のネックです。

また、損するケースは稀とは書きましたが、自分で計算して予想を立てられないうちはあまり手を出したくないな~という気持ちもあります。

 

どのファンドに投資する?

 自分のポートフォリオ(運用商品の保有比率)についてはまだ検討段階ですが、商品としては以下の二つにしようと考えています。

 

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)

 

投資のことを知っている人なら、「あ~ベタな選択だな~」と思うかもしれませんね。笑

やはり、初心者は王道から攻めていくべきですよね! 

 今最も経済成長しているのがアメリカであり、(現時点では)最も確実にかつ比較的高い利益を生み出してくれることが期待できます。

また、経済というのは基本的に長期目線で見れば徐々に成長していくもの、という前提で考えると全世界規模では(利益率は低くても)確実に利益が出せると考えられます。

経済大国のアメリカ株で大きめの利益を狙いつつ、全世界株でより確実性の高い利益を狙う、というスタンスです。

 

 とはいえ現在絶好調のアメリカ経済の成長が、今後も続くかどうかはもちろん分かりません。しかし、IT分野など今後も成長が期待される分野のトップ企業は軒並みアメリカに集中しており、アメリカを差し置いて他に投資することは考えづらいです。

懸念材料をなるべく頭に入れつつ、自分が取れる範囲のリスクを取りながら利益を狙っていく、という投資スタンスを忘れずに、自分のポートフォリオを定期的に見直していきたいと思います。

 

 今日もなんだかんだで長くなってしまいましたが、お読みくださった方はどうもありがとうございました。

 

<関連記事>

iDeCoについて詳細解説の記事を作りました!複雑な制度ですが、活用すればメリットは大きいので利用を考えている人はこの記事を是非読んでみてください。

labosala-studyroom.hatenablog.com