資産形成最初の一歩 ~国の制度概要と私個人の計画~
こんにちは!ラボサラです。
今日は資産形成に関する国の制度と私の計画について簡単に書いてみたいと思います。
私自身、「投資って大きく損することもありそうで怖いな~、貯金をコツコツ続けるのがやっぱり一番無難だよな~」という考えで生きてきました。
しかし、自分で色々と調べるようになってから、手法を間違えなければ投資が高い確率で資産を増やすことができる有益な手段であると思えるようになってきました!
今回は投資に関する国の制度の概要と、私自身の考え・方針について書いていこうと思います。
資産形成に関する国の制度
昨年、老後資金2000万円不足という話が出てきて話題になりましたね。
その話についてネット上の話を見ていると、どうやら国も国民に対して資産形成に関する意識を高めてもらいたい、という意図があるらしいという意見を見かけました。
調べていくうちに、国も徐々に制度を整えて、初心者が投資に手を出しやすいようにしてくれていることも分かってきました。(実際制度としてはもう少し前からあるようですが。)
わざわざ国がレールを敷いてくれているなら利用しない手はない!
ということでまずは投資の入り口として利用すべく、現在の国の制度について調べました。
話題になっているので知っている人が多いと思いますが、資産形成に関する国の
制度として今日取り上げるのは以下の三つです。
・NISA
・つみたてNISA
いずれも株式や投資信託への投資に関わる制度です。
ざっくり概要を以下に書いていきたいと思います。
NISA
NISAはイギリスのISAという制度の日本版ということでこの名称になったそうですね。
通常、投資で得た利益に対しては税金がかかります。
しかしNISAの枠内(年間120万円)では、生じた利益には税金がかからない、というのがこの制度の内容です。
また、期間は5年になっているため、最大で600万円の枠が利用できることになります。
2024年から制度改正になるようで、年間120万円の枠のうち、20万円は後述するつみたてNISAの枠に、102万円が従来のNISAの枠に変更されたそうです。(合計122万円の枠になる。)
つみたてNISA
NISAと比べて長期での投資を意識した制度。
年間40万円を限度に、最大20年間まで利用できる。(=最大で800万円の枠)
また、つみたてNISAにおいては、投資先を金融庁が選定してくれており、ある程度信頼性の高い(=長期的に利益を出すことが期待される)ものしか対象とならないとのことです。
年間で40万円ということは月々で計算すると、3.3万円となります。
投資のことを良く知らない人でもこのくらいなら貯金代わりに始めやすいですし、何より国のお墨付きの投資先なら初心者でも安心感があっていいですね!
ちなみに、NISAとつみたてNISAはどちらか一方しか選択できません。
iDeCo(個人型確定拠出年金)
上記二つのNISAはあくまで通常の投資について特別枠を設けるという制度だったのに対して、こちらは国に支払っている国民年金の感覚で、個人的に自分への年金を月々積み立てていきそれを投資運用するという制度です。
自分用に(=個人型)毎月一定額を積み立てる(=拠出型)年金、ということですね。
この制度でも運用利益に対しては非課税で税金がかからないというメリットがあります。
しかし、注意点として、「年金受け取り」という行為には年金がかかり、それはiDeCoでも一緒です。
(もらえる年金額)=(積み立てた額)+(投資運用で得た利益)ー(年金受け取りにかかる税金)
ということになります。
あくまで投資なので(投資運用で得た利益)がマイナスになる可能性があることも気を付けておくと良いと思います。(これはNISAやつみたてNISAも同じですが。)
また、iDeCoの掛け金の枠は、NISAと異なり各人の職業によって変わるので少しややこしいです。
(iDeCoの掛け金下限額)
一律5000円
(iDeCoの掛け金上限額)
- 自営業者:68,000円/月
- 専業主婦(夫):23,000円/月
- 公務員:12,000円/月
- 会社員(企業年金制度なし):23,000円/月
- 会社員(企業年金制度あり):12,000~20,000円/月
また、あくまで「年金」なので、積み立てたお金は例外的な状況を除いて60歳になるまで受け取ることができません。
受け取りに税金がかかるんじゃ得するか分からないじゃないか!という気持ちにもなりますが、YouTubeなどでシミュレーションしてくれている方もいます。
私が観たものによると損することは稀なようです。
三つの制度の比較
初めて知った人にとっては少し分かりづらいかもしれないので以下に一覧表を記載します。
(*)iDeCoの加入期間について: https://rokin-ideco.com/about/02.html
ラボサラの計画
ではこれらの制度をラボサラがどのように利用していくのか、今後の計画についてお話ししたいと思います。
まず、前提として現在海外に住んでおり、口座間のお金の移動等がややこしそうなので開始するのは帰国後(2020年夏頃)の予定です。
2020年はアメリカ株の暴落が来る!なんて話も耳にするので、私が投資開始するまでに現在絶好調のアメリカ株に暴落が起きてくれていたら嬉しいのですが。
(2020/3/28追記:今まさに、暴落というレベルではないにせよ、コロナの影響で株価が下がってきていますね。世の中の状況を見ると喜べることではありませんが、これから投資を始める人にとっては良いタイミングになってきていますね。)
つみたてNISAで運用します!
次にどの制度を利用するかですが、私はつみたてNISAを利用する予定です。
理由は至って単純で、最も利益が出せそうだからです。
NISAは法改正によりつみたてNISAの要素を入れつつしかも5年しか利用できないため、短期向けでありながらその特性が薄れてしまっています。
そもそも初心者が高確率で利益を出すためには長期運用が基本なので5年は短すぎます。
iDeCoについては、60歳以降しか受け取りが出来ないことが不便に感じることが一番のネックです。
また、損するケースは稀とは書きましたが、自分で計算して予想を立てられないうちはあまり手を出したくないな~という気持ちもあります。
どのファンドに投資する?
自分のポートフォリオ(運用商品の保有比率)についてはまだ検討段階ですが、商品としては以下の二つにしようと考えています。
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
投資のことを知っている人なら、「あ~ベタな選択だな~」と思うかもしれませんね。笑
やはり、初心者は王道から攻めていくべきですよね!
今最も経済成長しているのがアメリカであり、(現時点では)最も確実にかつ比較的高い利益を生み出してくれることが期待できます。
また、経済というのは基本的に長期目線で見れば徐々に成長していくもの、という前提で考えると全世界規模では(利益率は低くても)確実に利益が出せると考えられます。
経済大国のアメリカ株で大きめの利益を狙いつつ、全世界株でより確実性の高い利益を狙う、というスタンスです。
とはいえ現在絶好調のアメリカ経済の成長が、今後も続くかどうかはもちろん分かりません。しかし、IT分野など今後も成長が期待される分野のトップ企業は軒並みアメリカに集中しており、アメリカを差し置いて他に投資することは考えづらいです。
懸念材料をなるべく頭に入れつつ、自分が取れる範囲のリスクを取りながら利益を狙っていく、という投資スタンスを忘れずに、自分のポートフォリオを定期的に見直していきたいと思います。
今日もなんだかんだで長くなってしまいましたが、お読みくださった方はどうもありがとうございました。
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・iDeCoについて詳細解説の記事を作りました!複雑な制度ですが、活用すればメリットは大きいので利用を考えている人はこの記事を是非読んでみてください。