ラボサラリーマンの勉強部屋

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IPO(新規上場株式) ~株式投資の宝くじ?

こんにちは!ラボサラです。

 

投資のことを調べていると、IPOという言葉に出くわしました。

一体IPOって何…?

気になったので調べてみました。

IPOとは?

 IPOとは「Initial Public Offering」の略で、日本語では「新規上場株式」「新規公開株」と呼ばれます。

これまで上場されていなかった会社が新たに上場されるということは、その会社には成長のチャンスがあると期待できるということですね。(もちろん上場した会社が全て順調に成長していく訳ではないですが。)

そのため、上場してすぐの株式は値上がりすることが多く、投資家としては大きなチャンスと言えます。

 実際に、2019年の実績で見ても80%以上の株が「公開価格<初値」(利益が出る、いわゆる「勝ち」)の状態になったとのことで、当選さえできれば高確率で利益を出せるという、投資における宝くじのような株です。

ちなみに、購入できる株数は自分で選べないので、当選一回当たりに得られる利益を好きなだけ増やせるという訳ではありません。

 

IPOを購入するためには?

ネット証券で応募する

 IPOへの応募の前提として、証券会社の口座を持っている必要があります。その証券会社に割り当てられた株数の分だけ、IPOへの申し込みをした口座所有者の中から選び出すわけです。

 ただ、儲けが出やすい株なら誰だって購入したいものです。当然、買い注文(=応募数)が証券会社の持つ株数を上回るため、IPOの購入は基本的には抽選制になっています。

「宝くじのような」と記載したのはそのためです。

割り当てられる株数はネット証券毎に異なり、最も多く割り当てられる証券会社のことを「主幹事」と呼びます。

IPOに挑戦したい人は、まずネット証券を選ぶ際に「主幹事が多く回ってくる証券会社」を選ぶようにしましょう。

マネックス証券SMBC日興証券SBI証券などが良さそうですね。

(手間はかかりますが、当選確率を上げたいなら出来るだけ沢山の証券口座を開設して、全ての口座から応募することも可能です。)

 

銀行窓口で販売員から割り当てをもらう

 IPOを手に入れるもう一つの方法は、銀行の窓口で販売員から手に入れるというものです。自分が銀行で得意客なのであれば、売ってもらえるでしょう。

このケースなら抽選に当たる必要がないため、とても都合が良さそうです。

但し、得意客となるためにはその銀行で色々と商品購入をしたりする必要があります。必要なものを買っていた結果として得意客になったならラッキーですが、IPOを手に入れたいがために無駄な買い物をするのは、結果として赤字になると思われるのでオススメできません。

 

IPO購入の流れ

こちらより引用させていただきました。→IPO「上場承認」から「上場」までの流れ | ママ株

①上場承認

 ある会社が株式上場することがニュース等で発表されます。

②仮条件決定

 上場会社の業績等から、株式の単価の範囲が公表されます。(=仮条件)

③ブックビルディング(期間:数日程度)

 投資家の応募のことです。仮条件の範囲内で、「この金額なら買いたい」という価格を提示して申し込みます。

④公開価格の決定

 ブックビルディングの集計から、公開価格を決定します。最も応募の多かった価格に決まるそうですが、仮条件の上限になることがほとんどのようです。

➄抽選

 ブックビルディングにおいて、公開価格以上で応募した人のみを対象として抽選が行われます。ここで抽選に漏れないようにするために、③のブックビルディングでは仮条件の上限で申込みをすることが推奨されます。

⑥当選、購入(期間:数日程度)

 無事当選した場合、購入手続きを進めます。

⑦上場

 上場後すぐにつけられる株価を「初値」と言います。上述したように、初値は公開価格を上回ることが多いので、当選したIPOを上場日すぐに売ることで利益を出すことが出来ます。(もちろん売らずに保有し続けることも出来ます。)

 

なぜIPOの初値は公開価格を上回るのか?(=利益を出しやすいのか)

 この理由としては、上述の記載と被る部分もありますが、以下のような理由が挙げられます。

・そもそも公開価格がその企業の価値よりも割安に設定されている

・売りたい人よりも買いたい人の方が多い

・みんなが上がると考えて買い注文がさらに入り、それによりさらに価格が上がる(=バブル現象)

 

ラボサラの個人的な意見

 IPOの仕組みを調べてみて感じた個人的な意見を述べてみます。

まず、投資収益の柱としてIPOを考えるのは難しいですよね。何といっても運頼みなわけですから。

その当選確率を上げるためには、複数の証券会社で口座を作り、応募数を増やすことが有効なわけですが、IPOのためだけに複数口座を持ち、各口座に最低限の金額(50万円位?)を常に入れておくのは、管理の手間を考えるとあまりやりたくないなぁというのが正直なところです。

 

 ただ、無理にIPOで稼ごうとせずに自分にできる範囲で応募する分には、それこそ宝くじ感覚で楽しむことは出来そうです。

また、IPOの企業をチェックする習慣がつけば、新規事業としてどんなものが出てきているのかを知ることも出来るので、世間の新しい流れを知る良い機会になるように思います。

 

 今後、自分のお金の投資・運用に慣れてきた頃にでもIPOを調べてみて応募してみたいな~と考えているラボサラでした。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

<関連記事>

・これから投資を始めたいけど何から始めるべきか分からないという方には、こんな失敗談が参考になるかもしれません。

labosala-studyroom.hatenablog.com

 

 

<参考ページ>

IPOの基礎知識 | ママ株

IPOとは?

IPOとは?人気がある理由と初心者におすすめの証券会社3選|FUNDAVI

https://www.youtube.com/watch?v=GAbshPLGdYg