業務日誌2 リモートワーク
おはようございます!ラボサラです。
コロナの影響で急激にリモートワークの需要が高まりつつある世の中です。
昨日の朝のミーティングでも、メンバーの一人がリモートワークの予定です、という話が出ていました。
私が今勤めている会社は東証一部に上場している化学メーカーですが、今日はそのような大企業のリモートワーク事情について書いてみたいと思います。
元々当社には、営業の人や出張者向けにリモートPC(社外の回線からでも会社のデータベースにアクセスできるパソコン)の貸し出し制度がありました。
恐らく他の企業でもあるような最低限のリモートワーク制度と言えるでしょう。
ただ貸出台数は非常に限られており、数百人の従業員がいる拠点に対して5台程度しかリモートPCがないという状況で、到底「自宅から仕事をする」ことを意識したものではありませんでした。PCの数を見ても分かる通り利用している人も限定的で、そもそもリモートワークしたことがないという人が大半でした。
ところが、コロナが到来する少し前の時期に社内のIT管理体制に大きな変化がありました。
それがOutlookとOneDriveの導入です。
旧データベースからのデータの移行などに時間がかかるため、現在でも新システム(Outlook&OneDrive)と旧システムの併用期間ではありますが、OutlookとOneDriveの存在のおかげで、コロナ禍でもかろうじて自宅勤務ができる体制にはなっていました。
ただ緊急事態宣言直後の時期にはまだまだ馴染みの薄いものだったので、自宅勤務では通常の業務内容とは程遠い簡素なことしかできなかったようです。
普段使用するデータは旧データベース上にあり、そこには社内回線からしかアクセスできないため、実質メールチェックくらいしかできることがなかったという話を何人かから聞きました。
残念ながら現在でもその状況は大きくは変わっていません。
使い方が大きく変わる新システムはどうしても使いにくくて、馴染みのある旧システムを使いがちになってしまうというのも理由としてあるとは思います。
ただそれだけではなく、これまでの仕事の流れの中で同じフォルダや同じ階層にデータを収納していく方が仕事としてはスムーズだから、というのも新システムへの移行に時間が掛かる要因なのだろうと思います。
一つの仕事に対して色んな所にデータがあると使いづらいですからね。
このような内情の中、現在の当社におけるリモートワークの普及状況はどのようになっているでしょうか?
今私が所属しているグループでは、これまで通り出勤している人が90%くらいです。
全然リモートワーク普及してないですね。笑
理由は上述の通り、デスクワークをするにしても取り扱うデータが社内PCからしかアクセスできない旧データベース上にあるから。
ただ、会社的にはリモートワークを推奨しています。
旧システムにアクセスできるリモートPCの台数も1グループに2台にまで増えました。(私のいるグループは20人位なので、10人に1台しかないですが。。)
私用のPCからでもOutlookとOneDriveにはアクセスできるようになったので、グループによっては半数くらいはリモートワークをしている部署もあるそうです。
そういうグループはうまく新システムを活用できているようですね。
その辺のデータ移行のノウハウも部署間をまたいで共有できると、もう少しスムーズに移行が進むんだろうなぁと思ったりもします。
ただ、そもそも旧データベースですら使い方が統一されておらず個々人のルール・書式がある状態なので、全体で共通化できるルールを作るというのは難しいのですが。。
実験する必要がある仕事なので完全リモート化という訳にはいきませんが、データ整理や会議で1日過ごす日には柔軟に自宅勤務する、というスタイルがこれから時間を掛けて浸透していくんだろうなと思います。
人の数が多い企業なので一斉に働き方を切り替えられるほどの柔軟性があるわけではありませんが、着実にリモート化は浸透してきています。
世間的には当たり前になりつつあるリモートワーク。
会社の仕組みが変わっていく過渡期なので、積極的にルール作りの部分にも関わる姿勢を持っていれば自分の働きやすい環境を作るチャンスにもなると思います。
自分の働く環境を自分で整備していけると考えると、こういう過渡期も楽しいと思えますね。
今日は大企業化学メーカーにおけるリモートワーク事情についてでした。
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